藤沢 周平
榎屋敷宵の春月
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
昭和 64 (1989) 年 オール讀物
著者名 作品名
藤沢周平 榎屋敷宵の春月

時 と 所

江戸時代  某城下

主な人物

Memo

「三弥どのは今日、あなたより半刻(一時間)早く来て、兄に会ったのです」
「 ・・・・・・ 」
「意味はおわかりでしょ。 風変わりな人ですけど、兄は藩の重役方に顔が利きますから」
「ええ、よくわかります」
「あなたも一度、兄にねがってみたらどうですか。 どちらに味方するわけでもありませんけど、不公平なのはいやですからね」
 お理恵さまの言葉は暗に三弥を非難していた。
 ── 迂闊だった。
 と田鶴は思った。 出し抜いた三弥も三弥だが、気づかなかったこちらも悪いのだ。 そう思ったが、お理恵さまを真中にしてもどって来たように見えた二人の間の親密な空気が、みるみる消え失せるのを感じた。
                    『榎屋敷宵の春月』文中より

収録本

出版社 ISBN
文藝春秋  文春文庫 978-4167192266
タイトル
藤沢周平  『麦屋町昼下がり』  文庫本
収録作品
麦屋町昼下がり  三ノ丸広場下城どき  山姥橋夜五ツ  榎屋敷宵の春月
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642505
タイトル
藤沢周平全集 第五巻  単行本
収録作品
闇の顔  小川の辺(ほとり)  木綿触れ  夢ぞ見し  一夢の敗北  小鶴  梅薫る  孫十の逆襲  泣くな、けい  泣く母  飛べ、佐五郎  山桜  帰還せず  報復  弾む声  切腹  花のあと -以登女(いとじょ)お物語-  雪間草  悪癖  麦屋町昼下がり  三ノ丸広場下城どき  山姥橋夜五ツ  榎屋敷宵の春月
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