臍曲がり新左
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 50 (1975) 年 | オール讀物 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 臍曲(へそま)がり新左(しんざ) |
時 と 所
江戸時代 某城下
主な人物
- 治部 新左衛門 御旗奉行、五十八歳 十八で秀吉の小田原攻めに初陣してから二度にわたる大坂の陣まで、先代光覚公の馬廻りとして抜群の武功を謳(うた)われる
- 葭江(よしえ) 新左衛門の一人娘 美貌ではあるし、婿のなり手などは腐るほどいる筈なのに、十八になる今日まで縁談らしい縁談がない
- 犬飼 平四郎 馬廻り、二十五歳 隣家の総領、病床についた父の後を継ぎ城勤めをするようになってまだ二月(ふたつき) 妹と弟がいて、平四郎に嫁はまだない
Memo
「何の声でございますか、平四郎さま」
と葭江が言う。
「いや、さきほど申し上げたとおり、拙者危うく篠井主馬(しゅめ)と斬り合いになるところを、父御に救われたのだが、そのおり父御が篠井を一喝された声が物凄(ものすご)かった」
「まあ」
葭江は顔を赤らめた。
「変な声を出したのでございましょ? 父はご存じのとおり変わったひとですから」
── 余計なお世話だ。
『臍曲がり新左』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247045 |
タイトル |
藤沢周平 『冤罪』 文庫本 | 収録作品 |
証拠人 唆す 潮田伝五郎置文 密夫の顔 夜の城 臍曲がり新左 一顆の瓜 十四人目の男 冤罪 |
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冤罪 (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163628103 |
タイトル |
藤沢周平短篇傑作選 1 『臍曲(へそま)がり新左』 単行本 | 収録作品 |
紅の記憶 証拠人 臍曲がり新左 一顆の瓜 冤罪 竹光始末 遠方より来る 雪明かり 小川の辺 木綿触れ 夢ぞ見し |
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臍曲がり新左 (藤沢周平短篇傑作選 3)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642406 |
タイトル |
藤沢周平全集 第四巻 単行本 | 収録作品 |
暗殺の年輪 ただ一撃 紅(べに)の記憶 証拠人 唆(そそのか)す 恐妻の剣 潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ) 密夫の顔 嚏(くしゃみ) 十四人目の男 桃の木の下で 臍曲(へそま)がり新左(しんざ) 夜の城 冤罪(えんざい) 一顆(いっか)の瓜(うり) 鱗雲(うろこぐも) 鬼気 竹光始末 果し合い 遠方より来(きた)る 乱心 雪明かり |
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藤沢周平全集 第四巻
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