藤沢 周平
梅薫る
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
昭和 53 (1978) 年 問題小説
著者名 作品名
藤沢周平 梅薫る

時 と 所

江戸時代  海坂城下

主な人物

Memo

 背をむけた志津に、兵左衛門はちょっと待てと言った。 そして梅の枝ぶりのいいところをひと枝選んで、折りとると志津に渡した。
「これを、保科に持ってまいれ」
 志津は黙って受け取ったが、不意にもう一度泣き出しそうな顔になった。 だが泣き出しはせずに、はにかむように笑って父を見た。 志津の表情には、どこか洗われたようなすがすがしい感じがあらわれていた。 きれいな顔になった、と兵左衛門は思った。
                     『梅薫る』文中より

収録本

出版社 ISBN
中央公論社  中公文庫 978-4122010963
タイトル
藤沢周平  『夜の橋』  文庫本
収録作品
鬼気  夜の橋  裏切り  一夢の敗北  冬の足音  梅薫る  孫十の逆襲  泣くな、けい  暗い鏡
Amazon  夜の橋 (中公文庫) 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163255804
タイトル
海坂藩大全(うなさかはんたいぜん) 下  単行本
収録作品
梅薫る  泣くな、けい  泣く母  山桜  報復  切腹  花のあと -以登女(いとじょ)お物語-  鷦鷯(みそさざい)  岡安家の犬  静かな木  偉丈夫
Amazon  海坂藩大全 下 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642505
タイトル
藤沢周平全集 第五巻  単行本
収録作品
闇の顔  小川の辺(ほとり)  木綿触れ  夢ぞ見し  一夢の敗北  小鶴  梅薫る  孫十の逆襲  泣くな、けい  泣く母  飛べ、佐五郎  山桜  帰還せず  報復  弾む声  切腹  花のあと -以登女(いとじょ)お物語-  雪間草  悪癖  麦屋町昼下がり  三ノ丸広場下城どき  山姥橋夜五ツ  榎屋敷宵の春月
Amazon  藤沢周平全集 第五巻 

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