藤沢 周平
闇討ち
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
平成  元 (1989) 年 オール讀物
著者名 作品名
藤沢周平 闇討ち

時 と 所

江戸時代  某城下

主な人物

Memo

「おぬしらに迷惑をかけるつもりはない。 これはおれの仕事だ。 さっき申したように、成算はある。 手助けはいらぬ」
「 ・・・・・・ 」
「ただ、三左が言うとおり、この話には罠が仕掛けられているかも知れん。 おれはそれも切り抜けるつもりだが、万一ということがある。 そこで頼みだが ・・・」
 権兵衛は悪党づらを興津にむけ、植田にむけた。
「そのときは、骨を拾ってくれまいか」
 しばらくして興津はよしと言い、植田与十郎は無言でうなずいた。 権兵衛の顔に、また野盗の頭がほくそ笑むような笑いがうかんだ。
「いや、ありがたい。 やはり持つべきものは友だちだ」
                     『闇討ち』文中より

収録本

出版社 ISBN
文藝春秋  文春文庫 978-4167192280
タイトル
藤沢周平  『玄鳥』  文庫本
収録作品
玄鳥(げんちょう)  三月の鮠(はや)  闇討ち  鷦鷯(みそさざい)  浦島
Amazon  玄鳥 (文春文庫) 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642604
タイトル
藤沢周平全集 第六巻  単行本
収録作品
玄鳥  三月の鮠  闇討ち  浦島  鷦鷯  又蔵(またぞう)の火  逆軍の旗  相模守は無害  二人の失踪人  上意改まる  幻にあらず  長門守の陰謀  振子の城  二天(にてん)の窟(あなぐら)  死闘  夜明けの月影  師弟剣  飛ぶ猿
Amazon  藤沢周平全集 第六巻 

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