桃の木の下で
≫ Top page 作家 一覧 へ
藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 50 (1975) 年 | 週刊小説 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 桃の木の下で |
時 と 所
江戸時代 某城下
主な人物
- 鹿間 麻之助(しかま) 大目付本田佐久摩支配下の徒目付(かちめつけ) 早くに父を失い、躾(しつけ)が厳しかった母親も、志穂が十六で嫁入ってくる前年病気で亡くなっていた
- 志穂 麻之助の妻、十八歳 実家の矢代家は、勘定方に勤める兄幸右衛門が家督を継いでいるが、夫婦仲が悪いことで親戚中の心配の種になっている
- 鶴谷 亥八郎 志穂の従兄 三年前、父の隠居で四百二十石を相続し小姓組に勤める 二十一で、まだ妻はいない
Memo
「武家の斬り合いでございますよ。 わたくし、斬った人を見ました。 一人は溝口さまでございました」
「おい」
麻之助は狼狽(ろうばい)した表情になった。
「めったなことを申すな」
「確かでございますよ」
「まあ待て。 明日になればわかることだ。 だが、お前が言うようなことが、よしんばあったとしても、見たなどと人には申すな」
「 ・・・・・・ 」
「まして溝口を見たなどと申してはならん。 よいか
『桃の木の下で』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247069 |
タイトル |
藤沢周平 『神隠し』 文庫本 | 収録作品 |
拐(かどわか)し 昔の仲間 疫病神 告白 三年目 鬼 桃の木の下で 小鶴 暗い渦 夜の雷雨 神隠し |
≫ Amazon
神隠し (新潮文庫)
へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642406 |
タイトル |
藤沢周平全集 第四巻 単行本 | 収録作品 |
暗殺の年輪 ただ一撃 紅(べに)の記憶 証拠人 唆(そそのか)す 恐妻の剣 潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ) 密夫の顔 嚏(くしゃみ) 十四人目の男 桃の木の下で 臍曲(へそま)がり新左(しんざ) 夜の城 冤罪(えんざい) 一顆(いっか)の瓜(うり) 鱗雲(うろこぐも) 鬼気 竹光始末 果し合い 遠方より来(きた)る 乱心 雪明かり |
≫ Amazon
藤沢周平全集 第四巻
へ
配信広告 【 Yahoo! アドパートナー 】
配信広告 【 Google AdSense 】
a あ
b べ
c ちゃ
ち
e え
f ふ
g げ
ぎ
ぎゃ
h は
へ
ひ
ほ
i い
j じょ
じゅ
k か
き
こ
く
きょ
m ま
み
も
む
n な
に
の
ぬ
o お
r ら
りゅ
s さ
せ
し
そ
す
しょ
t た
て
と
u う
w わ
y や
よ
ゆ