消息
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
平成 元 (1989) 年 | 週刊小説 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 消息 |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 作次郎 太物(ふともの)問屋「伊豆屋」の手代 子連れで奉公に来た母親が一年も経たむ間に病死し、孤児になったところを伊豆屋に養われた、子飼いの奉公人
- おしな 作次郎の女房 夫が突然姿を消してから、ざっと五年ほどになる 姿を消すほんの一年前に、所帯を持ったばかりだった 料理茶屋の下働きをして、娘おみきと夫を待っている
Memo
「深川まで」
とおしなは答えた。 立ち止まると、積もる疲れのために足がふるえ出しそうだった。
「あのひとが住んだところがわかったもので、今日は休みをもらって探しにいったんです」
「それで、会えたかい」
いいえと言って、おしなはうなだれた。
「たずねて行ったら、もうどこかに行ってしまったあとだったんです」
「そうだろうさ」
とおすえは言ったが、つぎに意外な言葉をつづけた。
「でも、安心おしよ。 ご亭主は見つかったってさ。 それも昨日見つけたばかりだから、今度は大丈夫さ」
「え? ほんとですか」
「ほんとだとも」
『消息』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
文藝春秋 文春文庫 | 978-4167192297 |
タイトル |
藤沢周平 『夜消える』 文庫本 | 収録作品 |
夜消える にがい再会 永代橋 踊る手 消息 初つばめ 遠ざかる声 |
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夜消える (文春文庫)
へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642307 |
タイトル |
藤沢周平全集 第三巻 単行本 | 収録作品 |
驟(はし)り雨 遅いしあわせ 泣かない女 贈り物 歳月 ちきしょう! 虹の空 運の尽き おばさん 亭主の仲間 時雨(しぐれ)みち 幼い声 夜の道 怠け者 盗み喰い 滴る汗 追われる男 おさんが呼ぶ 禍福 おとくの神 失踪(しっそう) 帰って来た女 おつぎ 逃走 夜消える 女下駄(おんなげた) 遠い別れ 鬼ごっこ 冬の日 寒い灯 にがい再会 永代橋 踊る手 消息 初つばめ 遠ざかる声 |
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藤沢周平全集 第三巻
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